サンスター財団 福池歯科衛生士長が論文賞受賞 ~日本歯科衛生学会学術大会~

2016年9月17日~19日に広島国際会議場で開催された日本歯科衛学会 第11回学術大会で、サンスター財団附属千里歯科診療所の福池久恵・歯科衛生士長が、学術論文賞奨励賞を受賞しました。学術論文賞は、前年度に発行された日本歯科衛生学会雑誌への投稿論文の中から選考されるもので、受賞対象となったのは、2015年8月発行の学会雑誌に投稿した論文「歯科受診患者の口腔衛生状態と抑うつ傾向に関する調査」です。

論文の内容は、抑うつ傾向が口腔衛生状態に与える影響について、千里歯科診療所を受診した患者様のうち、研究の趣旨にご賛同いただいた方を対象に行ったアンケート調査結果を分析したもので、抑うつ症状がある方とそうでない方の口腔衛生状況を比較した結果、抑うつ傾向がある患者様の群は、そうでない群と比べて統計学的に有意に清掃状態が悪く、歯肉の炎症が強いことが示され、抑うつ傾向が口腔衛生状態に悪い影響を与えている可能性が示唆されました。

お口の健康と全身の健康は様々な点で関連性があり、お口の衛生状態の改善により、全身の健康の改善にも寄与できる場合があります。今回の研究は、お口の衛生状態を改善することで、こころの健康に不安を抱える患者さんに対しても何らかの貢献ができないか、という出発点から、まずは、その関連性を検証する目的で行った調査研究です。当診療所では、今後も、お口と全身の健康に寄与していくことを目指して診療を行っていきたいと考えています。

今大会での学術論文賞は、上記のほかに、新潟大学大学院医歯学総合研究科の植木麻有子さんが、「障害支援区分からみた知的障害者の口腔保険支援のあり方検討」と題した論文で奨励賞を受賞しています。

20160930.jpg