海外留学助成

「金田博夫研究助成基金」による
海外留学助成

サンスター財団の「口腔から全身の健康を見つめる」という考えに基づき、糖尿病や糖尿病合併症、それらとの関連が疑われる歯周病などの疾患の基礎研究ならびに臨床への応用研究を支援するため、歯科分野、医科分野などに携わる若手研究者の育成を支援します。希望する海外の大学研究機関に2年間留学する滞在費(米ドル10万ドル)と往復渡航費(日本円100万円と米ドル10,000ドル)を補助します。

設立の趣旨

当財団の設立者でありまたサンスターグループ事業の起業家でもある金田博夫は、“歯周病は局所の疾患ではなく、全身の健康状態がお口に反映したものではないか?お口の健康は必ず全身の健康と関連しているはず”との自身の健康体験から得た疑問から、長年に亘り、歯科だけでなく医科の分野からも国際的な専門家と連携し、口腔と全身疾患の科学的関連性の解明を目指すシンポジウムや学会支援を行ってきました。

「常に人々の健康の増進と生活文化の向上に奉仕する」という社是から、起業家として自らも具体的に社会に貢献したいと考え、サンスター財団で「金田博夫研究助成基金」を2009年に設立しました。

若手研究者の海外留学を支援することで、将来、若手研究者が各々の専門分野でのリーダーとなり、歯科全体の研究レベルが向上するだけでなく、歯科に精通した医科およびあらゆる関連分野での専門家も育成され、専門分野同士の理解、支援と協力関係が進み、世界の人々の健康の増進と生活文化の向上に繋がればと願っています

一般財団法人 サンスター財団
設立者 金田 博夫

募集要項の概要

  • 研究対象領域:糖尿病やその合併症、および、歯周病と糖尿病などの全身疾患との関わりについての、予防、運動、食事を含む歯科分野、医科分野の基礎研究ならびに臨床への応用研究を支援。歯科、医科、栄養学、生化学分野等の若手研究者を対象
  • 留学先:本財団が指定するハーバード大学医学部附属ジョスリン糖尿病センターまたは応募者が希望する他の研究機関
  • 留学期間:2年間
  • 応募対象人数:毎年2名
  • 助成金額:2年間留学する滞在費(米ドル10万ドル)と往復渡航費(日本円100万円と米ドル10,000ドル)を補助

世界の人々の健康の維持・
増進に資する研究を推進する
人財が輩出されることを祈念

選考委員長 村上 伸也
大阪大学大学院歯学研究科 教授

過去の成果

「金田博夫研究助成基金」を受給した海外留学者

「金田博夫研究助成基金」 研究成果報告書

「金田博夫研究助成基金」 研究成果報告書

留学帰国者6名の研究成果の一部をご紹介しています。

研究成果報告書

帰国後の受給者とのつながり

受給終了後も受給者の皆様の繋がりを持ち、定期的に日本各地から帰国留学生の先生方の同窓会を兼ねた、サンスター研究者との交流会を開催しています。